プレスリリース

外務報道官談話

日本アニメのイスラムに対する不適切表現について

平成20年5月23日

 5月22日、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」を制作した集英社とA.P.P.P.社は、イスラムを冒涜する意図は全くない旨述べるとともに、不適切な表現によってイスラム教徒に不快な思いをさせてしまったことをお詫びするとの趣旨の見解を発表した。日本政府は、不注意とはいえ、同アニメの一部内容により、イスラム教徒の感情が傷つけられたことは遺憾と考える。いずれにせよ、異なる宗教や文化への理解と敬意を育み、このようなことが再発しないようにすることが重要と考えている。


(参考)
(1)集英社とA.P.P.P.社の人気アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」DVD(日本語版の他に英語版も発売)のなかで、悪役が主人公の殺害を命じる場面でコーランが不適切な形で使用されており、アラビア語圏のウェブサイトで批判が高まっていた。
(2)集英社は、22日、同社ホームページに謝罪文(日本語、英語)を掲載し、当該DVD、原作の一部の出荷停止を決定した。

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