親指を立てて「グ~」のギャグでブレーク中のエド・はるみ(年齢非公表)。ブラスバンドを進化させたエンターテインメント「ブラスト2:MIX」(8月6~31日・東京国際フォーラム)の「エキサイティン『グ~』サポーター」を務めるエドに、東京・台場のフジテレビで5月21日、単独インタビューした。テレビでは決して見せない日ごろの思いを、人柄があらわれるように真剣に、そして誠実に語り、最後には芸名「エド・はるみ」がなぜ付いたのかも教えてくれた。【油井雅和】
--先日は「LIVE STAND 08」の「ライブスタンドガールズ」お疲れ様でした。今回は「ブラスト2」を世に広めるお仕事だそうですが?
◆エド はい、今回私はブラスト2の「エキサイティン『グ~』サポーター」という、大変うれしいお役目をちょうだいしたんですが、これ、楽器を演奏するだけでも大変で、選ばれた方が出て、なおかつ激しいクオリティーの高い動きをなさる。神様は何役与えているんだろうという方が43名出てらっしゃるんです。ぜひこの2時間、その方々の熱い思いやハイクオリティーな演奏を感じていただけたら、本当に幸せな1日になると思うので、ぜひ楽しんで感動していただけたらなと思います。
--多忙な仕事をこなされ、ご自身のブログも更新されてますね。まだまだエドさんを生で見たことのない方も多いと思います。生の舞台を見る楽しみを知らない方も少なくないと思いますが?
◆エド テレビにはテレビの、生の舞台には生の良さがあると思います。どういうことかというと、生の舞台はまずやり直し、取り直しがきかないという緊張感ですね。それから、毎日お客さんが変われば演者も変わりますね。二度と同じ事はできないわけですよね。そして生の舞台は、収録は別ですが、その場その場で消えていってしまう、はかないものではありますが、そこに集約されるすばらしさもありますよね。
お客さんとの共鳴性というか、お客さんによってこちらもまた響き方が違ってきますし、きょうのお客さん重いとかすごくノリがいいとか、コンサートでもパフォーマンスでもあると思いますが、それもお客さんも演者さんから感じ取っている何かがあってこそのことかもしれませんし、だから、もちろん家にいながらにして見られる楽しみもありますが、わざわざ足を運びお金を出すことで、じゃあ何を見せてもらえるんだろうという、そこでのハードルが上がっている分、演者さんから緊張感や、やり直しがきかないという高まりとか、その日に向けての自分を磨きあげていくことの厳しさなど、そういうことが集約された2時間になると思いますので、ぜひそれを心で感じていただきたいと思うんです。
実際その場にいていろんなものを感じますよね、キャッチン「グ~」するわけですよね。それはやっぱり生でのよさだと思うので、ぜひぜひ足をお運びいただきたいと思います。
--エドさんがお考えになる以上に、現在エドさんへの注目度は高いと思いますが
◆エド 「グ~」というのは「good」のことなんですよね。プラスのことを言われていやな人はまずいないわけですよね。こちらもプラスのことを発している。つまりプラスとプラスで、マイナスのことが起きるわけがないと思うんです。私のギャグがどうのっていうよりも、プラスのことが世の中に少しでもあふれるということは、社会が豊かになるということにつながるんではないかと思うので、そういう意味ではすごくありがたいですしうれしいと思います。
あと、私自身は何一つ変わっていないんですけども、笑いってものが本当に価値があって、社会にとっても有益で、社会をより豊かにする要素の一つとしてすごく大きいものだということが、もっともっと日本という社会の中で認識されて世の中が豊かになることが私の夢なので、そういう仕事に自分も携わっていられたら幸せだと思っているんです。だから、個人として自分がどうのということではなく、わたしの仕事のとらえ方は仕事を通じて自分の人間性を高め、社会に貢献するということが、自分の仕事に対する考え方なんですね。その仕事が今、笑いを一生懸命やらせていただいてることですので、これからもそれは変わりませんし、今までもそうでありましたけど、これからも変わることなくそうでありたいと願っています。(2につづく)
2008年5月24日