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小学校の「英語」、専門教員採用へ 秋田県教委、全国初

2008年05月12日

 秋田県教委は、09年度から小学校の外国語活動を専門に指導する教員を採用する、と12日発表した。英語を母語とするか長期留学などで英語を学んだ人が対象で、国籍や教員免許の有無は問わない。全国初の試みという。ALT(外国語指導助手)として英語を教える外国人は数多いが、いずれも非常勤枠だった。

 外国人だと地方公務員法で教諭として採用できないため、期限をつけない常勤講師という形になる。教員免許を持たない場合、特別免許状を交付する。ただし日本語でも授業が出来ることが条件だ。

 小学校の外国語活動は新しい学習指導要領に盛り込まれた。秋田県でもほとんどの小学校ですでに始まっている。各市町村の中学校に派遣されたALTや、地域の英語が得意な人たちが授業を手伝ってきた。

 県教委は「必修化を見据え、先進的な取り組みをしたい」と、専門家を正職員として採用することにした。1校だけでなく複数の小学校で指導にあたる形を想定している。募集は若干名。13日から採用試験の要項を配布する。(岡林佐和)

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