放射性物質15個が未回収 全核施設安全と中国環境省【北京23日共同】中国環境保護省の呉暁青次官は23日の会見で、四川大地震で計50個の放射性物質に保管や安全上の問題が起き、うち35個を回収したが、まだ15個が、がれきの下などにあると述べた。ただ、すべての核施設が安全な状態で放射能漏れは起きていないと強調した。 放射性物質が具体的に何を指すかなどについては説明を避けた。未回収の15個についても場所を特定、監視しており問題はないとした。被災地には核燃料生産施設、核兵器関連施設などがあり、地震の影響が懸念されている。 次官はまた、地震による環境への影響について、一部で石油による水汚染が起きたものの、被災地の水、空気などに大きな異常はないと述べた。震災後、企業4346社の検査を実施、現在大きな環境問題は起きていないとしている。 中国政府によると、四川大地震の23日までの全国の死者は5万5740人、負傷者は29万2481人、行方不明は2万4960人。 |
【共同通信】 |
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