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医師不足:より良い地域医療に向けて 厚労相に提案書「医学部定員見直しを」 /広島

 藤田雄山知事らは23日、地域医療確保に関する提案書を舛添要一厚生労働相に手渡した。県内の深刻な医師不足を背景に、県や県医師会、広島大などが2月1日に実施した「“みんなで守ろう広島県の医療”緊急アピール」の一環。

 県によると、県内は06年の医師数は6740人と04年より81人減少し、さらに人口10万人当たりの医師数は234・4人(06年)と全国で唯一、前回を下回った。76年以来、30年ぶりのことで、産科や小児科の勤務医離れも深刻という。また、無医地区も全国2番目に多いとされる。

 提案書は、こうした背景や、中山間地域だけでなく、政令市など都市部でも診療科の縮小や廃止などの影響が拡大していることを指摘。その上で、全国的な医師不足の実態と要因の分析と、医療ニーズの動向を踏まえた医学部定員の見直し▽臨床研修病院全体で地域医療支援のための人材を確保、供給する仕組みの創設▽医師や看護師の増員のほか、医療関係職種の役割分担や業務範囲の見直しなどの支援策の検討--などを挙げた。【上村里花】

毎日新聞 2008年5月24日 地方版

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