2008年5月24日 19時12分更新
日本の棚田百選に選ばれている美しい棚田を守っていこうと、福岡県うきは市で都市部の人たちに農作業を手伝ってもらう田植えが行われました。
広さ7ヘクタールの斜面におよそ300枚の棚田が広がるうきは市浮羽町の「つづら棚田」では11年前から都市部の人たちに田植えや稲刈りなどの農作業を手伝ってもらう「棚田オーナー制度」が行われています。
ことしは北九州や福岡市などから90人余りが参加し、農家の人たちが張ったロープに沿って、1センチ前後に育った苗を次々と植えていきました。
ベトナムやミャンマーなどから九州大学に留学している学生13人も参加して、日本の田植えを体験しました。
中国の内モンゴル自治区からきている女性は流ちょうな日本語で「私たちはみんなで一緒にしたのでたのしかったけど農家の人たちは一人か二人でやっているので大変だなと思いました。
」と話していました。
また、ラオスから来ている男性は「自分の国でも家族と一緒に田植えをするが田植えのやり方などが日本と違う」と話していました。この「つづら棚田」での田植えは25日も行われ、秋には収穫祭が行われます。