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水産白書 魚の「買い負け」に警鐘

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●商社も食品メーカーもお手上げ

 魚の調達がピンチ! 20日に閣議決定された水産白書で、日本の水産物輸入業者は他国に「買い負け」て安い価格で調達できない状況にあることが指摘された。「もはや輸入にばかり頼れない」と危機感をあらわにしている。

 実際、水産物輸入は01年をピークに減少に転じ、06年にはピーク時の17.5%減の315万トンまで落ち込んだ。

 買い負けるのは、世界的に魚の価格が高騰していることに尽きる。

 最大の競争相手は中国。05年には日本を抜いて世界最大の水産物輸入国となった。

 大手商社マンが言う。

「02年頃には上海や青島あたりで、中国人の大金持ちが高級魚の刺し身やすしを好んで食べていました。日本円で1人4、5万円はした。当時の上海人の1カ月分の給料くらいですよ。今や内陸部の新疆ウイグル自治区でも鮮魚店が大ハヤリです」

 高値で買い取っていく中国に日本は勝てない。

 さらに好景気のロシアや新興国、日本食ブームの欧米も加わって魚の争奪戦は過熱するばかりだ。

 こうなると、日本では魚が食べられなくなるのじゃないかと心配だ。食卓はどうなる。

「輸入水産物の中でもマグロやサケ、イクラなどは手に入りにくいですね。タコもここ2、3年で3倍に跳ね上がっている。さらに海外で冷凍されたり、干物などに加工された魚を口にする機会も減る。日本の水産会社でさえ、自国ではなく高値がつく欧州へ売っているくらいですからね」(食品メーカー幹部)

 当面、近海の魚でそれなりにカバーできるが長くは続かない。

「水産物の4割を輸入が占める。この部分が激減すれば国内の魚も高騰するのは確実です」(前出の食品メーカー幹部)

 タイムリミットは数年とか。庶民は今のうちに魚を食っとくしかないか。

【2008年5月21日掲載】



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