【速報】所沢で放射線吸収線量11.6μSv/hr以上を観測

埼玉県所沢で放射線吸収線量が上昇しました

Amazon.comで購入したポータブル放射能測定機(GCA-04W/電子通商株式会社)を使って、自宅(埼玉県所沢市)の放射線量を測定していますが、本日、いつもと異なる値となりましたので、速報でお知らせいたします。


ポータブル放射能測定機

2008年5月24日 13:30から13:45 観測地:埼玉県所沢市

ガイガーカウンタを使って、毎日不定期に放射線量を測定しています。場所にもよりますが、所沢の場合、いつもは、5分間の平均値をとって、15から25 カウント/分、0.10から0.22 μSv/hr (マイクロシーベルト/時間) の範囲となっています。本日(2008/05/24)、13:30から13:45にかけて測定した結果、25から40 カウント/分、0.22から0.35 μSv/hrの数値を記録しました。平均すると、30カウント/分、0.26μSv/hrでした。所沢にしては高めの値となっています。

同日 15:16から15:18にかけて、11.6μSv/hr以上を観測!! 観測地:埼玉県所沢市

本コラムを書きながら、ガイガーカウンタで放射線量を継続して測定していたところ、15:16から15:18にかけての2分間、放射線を検知する音が、ほぼ鳴りっぱなしでした。1分間隔での測定値では2000カウント程度、測定レンジオーバー(仕様より、11.8μSv/hr以上となる)となりました。
その後の測定結果は以下のとおりです。
 15:20 1400カウント/min 、11.6μSv/hr (所沢での通常時の60倍)
 15:22 600カウント/min 、5.64μSv/hr
 15:40 40カウント/min、0.30μSv/hr (今日の平均に戻りました)

15:45現在、数分間のうち数秒程度、ガイガーカウンタの検知音が鳴り続くという状態です。これは今まで測定してきて経験がありません。太陽フレアによる影響でもなければ、はるばる支那大陸からやってきた可能性を考えたい。現在、所沢では小雨が降っていますが、雨が晴れるまでは極力外出しないようにしてください。  橘みゆき 拝

【追記:2008/05/24 16:30】
※現在使用しているポータブル放射能測定器は、1秒単位で測定すれば、6.5mSv/hr=6500μSv/hrまで測定可能です。
※測定器の取扱説明書を確認したところ、1分モードで測定可能対象範囲外となるのは、5250カウント以上となった場合、画面に「Overflow」が表示されます。1400カウント=11.6μSv/hrとすると、43.5μSv/hr以上で「Overflow」となります。所沢で観測された2分間における放射線吸収線量は、43.5μSv/hr以上であり、通常時0.2μSv/hrの200倍以上だったことになります。

 【北京18日時事】中国人民解放軍総参謀部の馬健作戦部副部長は18日、四川大地震に関する記者会見で「核施設はすべて安全だ」と述べた。地震発生後、軍・武装警察の部隊を派遣し、厳格な保護下に置いたという。新華社も「関係部門が詳細に点検し、安全が確認された」と報じた。 馬副部長は核施設の所在地や種類に触れていないが、約1万2000人の死者を出した綿陽市には核兵器研究施設が、広元市にはプルトニウム製造用の原子炉があるといわれる。同副部長によると、四川省内の軍事施設は軽微な影響を受けた。
 【北京20日時事】新華社電によると、中国の周生賢環境保護相は20日、四川大地震で32個の放射性物質ががれきの下に埋もれ、うち30個を回収したことを明らかにした。残る2個も場所を特定し、周囲を立ち入り禁止にして専門家が回収作業を進めており、近く安全な場所に搬出するという。 周環境相は「地震後、適切な防護措置を取り、四川省内の民生用核施設と放射性物質は安全で制御可能な状態にある」と述べた。被災地視察のため訪れた成都で語った。

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