これが江戸だ! part7
第7回です。またまた江戸時代の小旅行をお楽しみください。
ただ今回は、激動の幕末です。周囲に気をつけて旅をしてください。
新撰組の壬生屯所。
ここが新撰組の本拠地だった。
京都の治安をまもるのが任務だったが、それは同時に流血事件の増加でもあった。
血闘のあった池田屋の二階。尊皇派の志士が集合したところを新撰組に襲われ、
激しい闘いが繰り広げられた。激闘は約一時間にわたったという。
以前も紹介した生麦事件現場の、別写真。
何枚も写真があるということは、それだけ衝撃が大きい事件だったということだろう。
中央は高杉晋作。長州藩の正使として講和に奔走した。“馬面”なのですぐ顔を覚えてもらえたという。
右側は伊藤俊輔。後の伊藤博文だ。
近江屋のこの部屋の中で、坂本竜馬が暗殺された。
その真相はいまだによく分かっていない。
菊屋峰吉。
書店の息子だが、竜馬らの行動を手伝うようになる。
近江屋に入った坂本竜馬は、
峰吉に軍鶏肉を買いに行くよう頼んだ。
峰吉が外出した直後、暗殺者に急襲され、竜馬は命を失う。
峰吉は外出していたことで難を逃れ、この悲報を知らせに走る。
幕末、ペリーは沖縄も訪れていた。守礼之門の下をのんびり人々が歩いている。
幕末といっても、さすがに沖縄は平和そうな雰囲気が感じられる。
横浜青木町台関門。開港直後、攘夷派の浪士の乱入を防ぐために設けられた。
世情の不安が次第に高まっていたことだろう。
江戸城坂下門。ここで老中・安藤信正が襲撃された。
安藤信正は井伊直弼失脚後、老中として公武合体に奔走していた。
襲撃に遭っても、幸い命は助かった。しかし、これが元で失脚。
幕府が混乱し、力が弱まっていることが、誰の目にも明らかになっていったことだろう。
二条城大広間。ここで大政奉還が告げられた。
江戸時代にピリオドが打たれた場所だ。
●今回は幕末の、くら〜い画像が多かったので、次回は少し趣向を変えましょう。
さあ、あの妙な形の門は何でしょうか?
たぶん誰でも名前を知っている、あの場所の入り口です。