これが江戸だ! part6
第6回です。今回も江戸をお楽しみください。
今回は最後の将軍、徳川慶喜にちなんだものをどうぞ。
第15代将軍、徳川慶喜。
水戸藩九代藩主徳川斉昭の七男として、江戸小石川の水戸藩邸に生まれる。
幼名は七郎麿。11歳の時御三卿のひとつである一橋家の養子となる。
尊皇攘夷の機運が高まる中、1866年30歳の時、徳川第15代将軍になる。
江戸を戦火にさらすことなく、1867年に大政奉還を行う。
政治の一線を退いた後は静かな生活を送り、77歳で亡くなった。
将軍らしい衣装の慶喜。
きせるをくわえる慶喜。
朝廷から「禁裏御守衛総督」を任じられたころの写真と思われる。
馬上の徳川慶喜。発表されたことのない写真の一枚。
慶喜の写真といっしょに発見された、謎の女性の写真。
衣装や髪型からは、身分の高い人と見られるが、
当時は武家の奥方が外に出ることはほとんどなく、
ましてや写真に撮られることもなかった。
ただこの髪型からは、公家の女性のようでもある。
いずれにしても、非常に珍しい写真。
さて、はたして、この人は誰なのか?謎だ。
清水港波止場。写真が趣味の慶喜が撮影したもの。
これも慶喜撮影の写真。三保神社鳥居前。
洋服に変わった慶喜。江戸が終わり、明治が訪れたことを感じさせてくれる一枚だ。
晩年の慶喜。
大正2年(1913年)11月22日に亡くなる。享年77歳。