これが江戸だ! part3
今回は江戸城の中ものぞいてみましょう。
それと庶民の暮らしも。さあ、江戸への小旅行をお楽しみください。
大手三ノ門。甲賀、根来、伊賀などの各組が交代で警護についていた。
この地図で、ほぼ位置関係が分かりそうだ。
中央の廃屋は番所。ひどい荒れ方だ。江戸城内も末期には、財政面でも窮乏していたことがうかがわれる。
北桔橋門。城内に水をくみ上げる装置が設けられていた。
虎ノ門。明治6年に撤去され、遺構はない。
四谷門。石塁の南側だけ、現在のJR四谷駅東口に残っている。
上野・寛永寺の「水盤舎」。現在も残っている。
浅草寺・五重塔。慶安元年(1648)家光により再建されたが、昭和20年の戦災で焼失した。
隅田川にかかる新大橋。元禄6年(1693)にかけられた、長さ約209メートルのりっぱなものだ。
江戸時代の火消しポンプ。といっても、気休め程度の水しか出ない。
刺青(いれずみ)を全身に入れている男たち。
馬で旅する姿。
路上で演じられる子供歌舞伎。
商家の若だんなたちだろう。仕立てのいい着物を着ている。
花魁(おいらん)の写真。髪の飾りの数がすごい。ただ、美人というにはちょいと……。
アイヌ人と和人がいっしょに映っている。こうして見ると、顔の骨格、風貌の違いがよく分かる。
屋形船。横浜近くと思われる。
まちかどに顔見知りが集まったところを撮ってもらったものだろう。
武家の女性は写真に撮られることはほとんどないが、
町人は割りと平気で写真に撮ってもらったようだ。
日本の営業写真の開祖といわれる上野彦馬。
明治2年、一族と記念写真を撮ったものだ。