2008年5月24日 12時4分更新
佐野市は医師不足に陥っている市立佐野市民病院の運営を東京に本部のある民間の病院に任せることを決め、関連する議案を6月定例市議会に提案することになりました。
佐野市民病院は医師の研修制度の変更の影響で29人いた常勤の医師が退職して5人にまで減ってしまったため、佐野市が十分な医師の確保が難しいとして市に代わって病院を運営する民間の病院を探していました。
その結果、佐野市は東京に本部がある医療法人財団の「青葉会」に病院の運営を任せることで合意に達しました。
青葉会に病院の運営を任せる期間は平成30年3月までで、病院の経営が赤字になった場合は7億円を限度に佐野市が補てんするということです。
診療科目は現在と同じ16科目が設置される見込みだということです。
佐野市は病院の管理者を青葉会に指名する議案を6月定例市議会に提案し、可決すればことし10月1日から病院の管理と運営を任せることにしています。