事件・事故・裁判

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

電波利用料:総務省が不明朗支出 野球観戦やボウリング

 総務省が放送局や携帯電話会社など電波利用の免許を受けた事業者から徴収した06年度の電波利用料収入のうち、職員のレクリエーションや備品購入など281件約4000万円の「不明朗」な支出があったことが20日、参院総務委員会の民主党の指摘でわかった。

 不明朗支出は、全国11の地方総合通信局で見つかった。11局分の06年度の電波利用料収入の決算額は約50億円。電波利用料は本来、電波監視や技術試験、研究開発などに充てられることになっているが、民主党によると、職員の野球観戦や映画鑑賞、ボウリング参加費用などに44万円が使われていたほか、無線操縦カー150台の購入に10万円が使われるなどしていた。

 総務省によると、レクリエーション費用は「職員厚生経費」として電波利用料を充てることに法的な問題はなく、無線操縦カー購入は電波教室の教材用だったという。増田寛也総務相は「レクリエーションへの支出は法的な問題は別にして、国民の理解を得られない。備品購入は必要なものに限定するなど、支出の透明性を高めたい」と答弁した。【川口雅浩】

毎日新聞 2008年5月20日 13時20分(最終更新 5月20日 13時31分)

関連記事

5月20日電波利用料:総務省が不明朗支出 野球観戦やボウリング

事件・事故・裁判 アーカイブ一覧

 


おすすめ情報