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アナウンス室 プロフィール

おおの おさむ

大野 修

プロフィール

食事中にした発見と反省

小学2年生の頃、食事中に僕はすごい発見をした

ある日の昼ご飯、メニューはスパゲッティーだった。
お笑いのテレビをみながら賑やかに食べていると、
スパゲッティーを食べていた姉が麺を口にしたまま噴き出した。
ビートたけしのギャグに思わず笑ってしまったのだ。

すると、目の前に信じられない光景が!

姉の鼻から白いスパゲッティーの麺が出ているではないかっ。
「えぇぇぇぇ〜?どうして!どうして?」
口に入れていた麺が鼻から出てきたという事実に僕は混乱した。

白い麺を鼻から出した姉を見て、僕はこの謎を解こうと決心した。

その晩、僕は家にあった『家庭の医学』を開いた。
漢字は読めなくとも、図解してある部分は分かると考えたからだ。
すると、上半身の断面図に衝撃の真実が記してあった。

『鼻と口が喉の奥でつながっている』

僕は翌日、早速小学校でこの事実を友達のT君に報告した。
T君とは「ウルトラマンはトイレに行くのか」
     「巨人の星の星飛雄馬の目が燃えても平気なのはなぜか」
など、数々の疑問を話し合ってきた無二の親友なのである。
(そして話し合うだけで全く解決したことは無かった)

「口と鼻は喉の奥でつながっているらしい」と僕が言うと、
「えぇぇぇぇ〜そんなワケないじゃん」とT君。
「だって、昨日姉貴の鼻からスパゲッティーが出てきたんだ」と僕。

こんな押し問答を繰り返していたがラチがあくわけもない。
そこで僕はこういう提案をした。我ながら名案だと思った。

「給食の時間にW君の鼻から食べ物を出してみせる」

W君は僕の前に座って給食を食べているので、
どうにかして笑わせれば鼻から何か出てくると思ったのだ。

どんな形であれW君が口に入れていたものを鼻から出せば、
僕の説が正しいことが証明される…そのとき思いを例えるなら…
地球は丸かったというガリレオ・ガリレイのような気持ちだった。

いよいよ給食の時間。

その日のメニューはソフト麺とミートソース。
(スパゲッティーとうどんの中間のようなもの)
それにサラダとフルーツ、牛乳だったと記憶している。

食事が始まり、しばらくしてT君から目配せがあった。
(よぉし…そろそろ作戦開始といくか)
意を決した僕は、速やかに作戦通りの行動に移った。

白目をむいて両方の鼻に両手の親指を突っ込み、
人差し指・中指・薬指・小指を顔の前でヒラヒラさせながら
「Wくぅ〜ん」と声を掛けたのだ。

ちなみにこの時の顔を、夕べ一人で鏡の前でやってみた。
懐かしかったが鏡の前でこの顔をしている僕を目撃したカミさんが、
今度こそ本当におかしくなってしまったと思ったそうである。

閑話休題。

この大事な場面、僕は完全にタイミングを間違えていた。
麺を食べていると思ったW君が、運悪く牛乳を口にしていたのだ!
しかも…口いっぱいに…。

その後のことは聞かないでいただきたい。

その日一日、「牛乳臭い」と言われたことだけは覚えているが、
それ以外の記憶が飛んでいるため、思い出そうにも思い出せないのだ。
ただ「目の前が真っ白になる」ということを身体で学ぶことは出来た。

小学2年生の春に起こった、発見と反省のお話である。

2006.03.24 | コメント[0]トラックバック[0]

英語にまつわる話

先日「ニンテンドーDS」なるゲームを買った。
カミさんが買って来たのだが、まず毒見をしなければいけないので
僕が先に遊び始めたところ止められなくなって困っている。

一緒に買ってきたソフトは「えいご漬け」というもので、
聞き取りや書き取り・ゲームを続けて英語力を鍛えるというモノ。
英語に真面目に取り組むのは大学受験以来で、毎日悪戦苦闘している。

しかし、これがなかなか面白い。
クロスワードパズルや発音診断などもあって飽きさせない。

ちなみに発音診断の第一問は「I love you」で、部屋の隅で
小さいゲーム機に向かって「I love you」と繰り返し囁く僕を見て、
カミさんは僕が本当におかしくなったのかと思ったそうである。

英語の教材は世の中にあまた存在するが、
どれもこれもなかなか継続できないのが難点である。
もしかしたら、色々な教材を買わせるために
わざと長続きしないように作っているのかもしれない。

うん、そうに違いない。

かく言う僕も、前の会社に居た頃
「将来はビックなビジネスマンになるのだぁぁ」と
握りこぶしを固く握り締めてTOEICの上級講座に申し込んだ。
期間は6ヶ月で、毎月テープや本が送られてくるという。

「これでビジネスシーンでも大丈夫!」

この宣伝文句に79800円(税別)という大金を振込み、
国際線のジェット機で優雅に海外出張する自分を想像して
一人悦に入っていたが、結局3日と持たずに放棄してしまった。

学習意欲のピークは買った瞬間で、その後は下降の一途を辿る。

これは古今東西、老若男女、森羅万象の真理であるかもしれない。
結局、勉強もしないのに6ヶ月間、毎月教材が送りつけられ、
「何をやっても長続きしないわねぇ」
といまだに母親を呆れさせる事件へと発展してしまったのである。

それならば…と安い教材を探すことに。
すると100円ショップで「これで安心英会話」というCDを見つけた。
100円であれば、79800円(税別)の教材が約800セット買えるのだ。

これはもの凄いコストパフォーマンスである。

買って早速CDをかけると、落ち着いた女性の声で
「Two men attacked you」(あなたは2人の男に襲われた)
という状況の説明の後、おもむろに会話が進行していく。

「Help me. Please call a police.」(助けて。警察を呼んで下さい)
「Anyone was hurt?」(ケガをした人はいますか)
「Two men ran away right away」(2人の男はすぐに逃げた)
「Don't shoot me」(撃たないで)

と、いう発音がさしたる緊迫感もなく極めて淡々と続いていく。
突然2人の暴漢に襲われてこんなに落ち着いた会話が出来るのか?
それに「これで安心英会話」の「安心」とは一体??
という疑問が頭をかすめながら、さらに聞いていくと…。

「Pass me all of your money」(あり金全部寄こせ)
「Fall down on your knees」(うつぶせになれ)
「Get away」(向こうへ行け)

これは強盗のセリフではないか…。
「これで安心英会話」で強盗の言葉まで学べるとは思わなかった。
これで、さらにコストパフォーマンスが向上した気がした。

とはいえ、海外に出向くことがあれば
上記の様な状況に陥ることは避けたい所である。

2006.03.01 | コメント[0]トラックバック[0]