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アナウンス室 プロフィール

おおの おさむ

大野 修

プロフィール

負けられない戦い…

ドイツW杯が終わり、日本代表監督が代わる…
というニュースの度に登場するサッカー協会の関係者がいる。

日本サッカー協会 田嶋幸三技術委員長

温厚な語り口と明快な論理で、コメントにも説得力がある。
おまけにJFAアカデミー福島の初代スクール・マスターだそうだ。
で、僕はこの田嶋さんにサッカーを教わったことがある。

ルールからパス、シュートと基本から学んだ。
そして、その成果が試される試合があった。
あれは大学生2年生のとき…夏の暑い盛り。

負けられない戦い…。

田嶋さんが見つめる前での激しい試合だった。
厳しい暑さにもかかわらず、両チームのイレブンは走った。
もしかすると、W杯日本代表よりも走ったかもしれない。

田嶋さんからの指示は「とにかく走れ!」

両チームどうしても負けられない試合だった。
学生生活の中でもこんなに大事な試合はそうは無いだろう。
その「思い」と「思い」がピッチ上でぶつかり合う。

両チーム、相手のミスから1点ずつを奪うが追加点を上げられない。
右のサイドバックだった僕も再三の好プレーでピンチを凌ぐ。
高さでは競り負けない自信があり、セットプレーに自信があった。

試合は1−1のまま、ついにPK戦へもつれ込んだ。
まさしくドイツW杯の決勝戦のような展開になったのである。
PKとは決めて当たり前、外せば大恥の一発勝負。

負けられない戦い…。

決勝で唯一PKを外したフランス代表のトレゼゲも
蹴る前はこんなプレッシャーを感じたのであろう…。
トレゼゲの気持ちが、僕には痛いほどよく分かる。

あの時も同じ位のプレッシャーだったから。

先に蹴った相手チームの2人がPKを外した。
後から蹴る4人目の僕が決めればこの大事な試合で勝ちが決まる。
田嶋さんがピッチサイドから声を掛ける。

「これで決めたらヒーローだぞ!“A”だぞ!」

僕は慎重にボールをプレイスする。
左利きの僕は巻くボールでゴール右を狙うとGKは思うだろう。
その裏をかこうと、わざとゴールの右に視線を送る。

負けられない戦い…。

炎天下で共に戦ったイレブンが祈るように僕を見ている。 
田嶋さんも日焼けした顔に笑みを浮かべながら見守る。
その皆の前で、僕は助走から思い切りボールを蹴ると
ボールは見事にゴール左隅に突き刺さったのだ!

“ピッピー”(試合終了のホイッスル)

勝った!ついに勝ったのだ!
仲間を信じてよかった…田嶋さんを信じてよかった。
きょうの試合だけは負けられなかったから!!

そして試合後…。

「はーい、よく頑張りました。大学に入るとみんな運動不足になるからせめて体育の授業の時くらいは走ってもらおうと思って、きょうはサッカーの試合にしました。約束どおり、勝ったチームのみんなは成績を“A”にします。負けたチームのみんなも暑い中よく走ったから、それなりの成績は約束します。それにしても前後半15分でバテちゃだめだぞ。たった30分じゃないか。まだ若いんだから少しは身体を動かすように。はい、きょうの授業はここまで。解散!」

田嶋先生、体育の成績、たしかに“A”でした。
大変お世話になり、本当にありがとうございました。
これからも頑張って下さい。

2006.07.17 | コメント[0]トラックバック[0]

たぶん…

視聴者の方からは色々なご意見を頂く。
大変ありがたいことで、励みになっております。
最近頂いたご意見などを…。

「貴方の予報は良純くんよりも当たる」
→あの石原良純さんよりも…畏れ多いですがありがとうございます。
 これからも精進致しますので宜しくお願い致しますm(_ _)m

「大きくなるには、やっぱり牛乳を飲んだのでしょうか」
→中学・高校では毎日1Lは飲みました。ご名答です。
 背の低い従姉妹に勧めたら、骨だけ太くなったと言われましたが。

「大野さんは“小梅太夫”ですか?」
→エンタの神様で「ちっきしょ〜」と言っている小梅太夫さん。
 たぶん、それは私ではありません。たぶん…。

2006.07.04 | コメント[0]トラックバック[0]