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医療連携:県境越え 両毛6市が研究会設立へ /栃木

 栃木、群馬両県にまたがる両毛地域の足利市、佐野市と群馬県館林市、桐生市、太田市、みどり市)の6市が、医療面で県境を越えて連携することになった。足利市の吉谷宗夫市長が23日の会見で、6市で「両毛広域医療連携調査研究会」を立ち上げ、館林市で27日、第1回の会議を行うことを明らかにした。

 会議には各市から健康増進課など関係課の課長級職員が出席し、産科や小児科、救命救急、リハビリなどの科目で効果的に役割分担できるよう話し合う。

 県域を越え、普段の生活圏としてつながりのある両毛地域では、地域医療の面で厳しい現実に直面している。佐野市では医師不足で市民病院に多額の財政支援を必要としており、総合太田病院と館林厚生病院では、産科医不足で分娩(ぶんべん)を休止した。また足利市では昨年、消防本部が救急搬送する患者の受け入れを連続18件拒否されたこともあった。

 足利市は同研究会の事務局を務めることになり、吉谷市長は会見で「患者受け入れを協力して進めていきたい」と話した。【古賀三男】

毎日新聞 2008年5月24日 地方版

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