つがる西北五広域連合は23日、西北地域の自治体病院機能再編について、中核病院の病床数を385床、2つのサテライト医療機関の病床数は各100床、そのほか無床の診療所を2カ所設置する素案を示した。
 五所川原市で開かれた自治体病院長会議の席上、同広域連合事務局が示した。27日に再度、病院長会議を開いて意見を集約し、29日の同連合の正副連合長会議に報告する運びだ。
 事務局や関係者の話によると、中核病院とサテライト医療機関の適正規模、適正病床数などについて、将来の西北五圏域の人口数、同圏域の患者数、同圏域の医師数などに照らし合わせて3パターンを算出。いずれも当初のマスタープランより病床数を圧縮しているのが特徴。
 会議では、同連合の棟方昭博顧問が中核病院を385床などとする案が望ましい―との見解を示した。出席した病院長からは「地域間の問題だが、中核病院からの患者を受け入れるため無床診療所となる病院にもベッドがほしい」などの意見も出されたという。