岡山放送局

2008年5月23日 21時7分更新

連続不審火で空き家実態調査


先月から空き家などで不審火が相次いでいる津山市で、23日、消防による空き家の実態調査が行なわれました。

津山市内では、先月20日夜に作陽学園の元寮だった空き家が全焼したのをはじめ、今月にかけて火の気のない神社の社務所や空き家などが焼ける不審火があわせて7件起きています。
いずれも火の気のないことから、警察では放火の疑いがあるとみて関連を調べています。

23日は、不審火が集中している津山市の八出地区にある、現在は空き家となっている作陽学園の施設で、津山圏域消防組合の職員9人が、周囲に燃えやすいものがないかどうかや、施設のドアや窓に鍵が掛けられているかなどの調査をしました。

また、建物の周りに置かれた建具など、燃えやすいものを撤去したり、周囲から見えにくい場所があるかどうかをチェックしたりしました。

調査にあたった津山圏域消防組合の岸辺一郎予防課長補佐は「町内会や自主防災組織、それに事業所などと連携し、建物の死角に気をつけていただくなど、住民とともに放火をされない対策をすすめて行きたい」と話していました。