四川省大地震、死者5万5000人超す
中国・四川省の大地震は死者がさらに増え5万5000人を超えました。日本の医療チームは22日に引き続き、成都の病院で活動を行っています。 日本の医療チームは、この日も24時間態勢で、成都市内の大学病院で医療活動を続けています。医療チームは22日に引き続き、緊急外来や集中治療室、人工透析のほか、この日は産科と小児科でも活動しています。 被災地では救出活動が続き、21日には北川で、水力発電所の建設現場に閉じ込められていた35歳の女性が発生から9日ぶりに救出されたほか、98歳の女性は倒壊した家屋から救出されたということです。 新華社通信は、地震による死者が5万5000人を超えたと伝え、被害の広がりがさらに深刻になっています。 こうしたなか、中国の温家宝首相は22日、再び被災地に入り、被災者の支援とインフラの復旧を急ぐよう指示しました。中国政府は、被災者支援のために1か月以内にテント90万張、3か月以内に仮設住宅100万軒を用意する方針を決めています。(23日11:16)
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