サービス満足度はいまひとつ

 現在のサービスへの満足度は低い―。千歳市が2007年に行った市民納得度調査で、こんな結果が出た。10点満点で総体の満足度の平均点は5点に届かず、中心商店街活性化や雇用への満足度が低かった。
 1200人を対象にし、442人(回答率36.8%)から回答を得た。市の事業のうち、市民にかかわりの深い41項目を選んで「現在の満足度」と「今後の必要度」を質問。それぞれ「満足」と「必要」を10点満点、「普通」「現状のまま」を5点にするなど2.5点刻みで回答してもらった。
 満足度の総体の平均点は4.5点。トップは「公園や緑地の整備」で5.2点。次いで「広報誌やホームページの情報提供」「消防・救急体制」の順。
 低かったのは「中心商店街活性化」で2.6点。「働く場の確保」「道路や歩道の除排雪」の満足度も低かった。
 今後の必要、と求めているのは「病院・診療所の医療環境」(8.1点)。産婦人科医や小児科医の医師不足を反映し、診療体制の充実を求めている。育児や介護に携わる30―50代の女性からの要望が大きい。「道路や歩道の除排雪」、「働く場の確保」も上位。
 必要性が低いのは「国際交流」「文化財や史跡の伝承保存」「コミュニティー活動」の順。
 市は「機械的な質問では10点になることは難しい。施策への評価が悪いということではない」としながらも、今回の結果で満足度が低く、必要度が高い12施策を抽出。政策推進ヒアリングにかけて取り組み方法やスケジュールなどを議論している。
 

園児を花の駅長さんに

花を植える園児たち
 JR千歳駅(菊地和宏駅長)は22日、千歳メリー幼稚園(横田清隆園長)の園児たちを「花の駅長さん」に委嘱、駅西口を花で飾ってもらった。
 花を切り口にしたJR北海道の観光キャンペーン「はなたび北海道」の一環で、毎年行っている。
 28人の園児が参加。花の駅長さんの委嘱状を受け取った後、パンジー、インパチェンス、マリーゴールドなど120株の花を鉢に植えていった。園児たちはシャベルを手に楽しそうに花を植えていた。
 菊地駅長は「花で飾ってもらい、駅を利用するお客様に喜んでもらえます」と園児たちに感謝の言葉を述べていた。園児たちは8月31日まで、週に一度のペースで水やりを行うことにしている。
 

豊里に栄冠 民報盾ゲートボール
優勝した豊里に千歳民報盾が贈られた
 第23回千歳民報盾争奪春のゲートボール大会が22日、千歳市の青空公園ふれあいセンターで行われた。8チーム35人の選手たちが熱戦を繰り広げ、豊里が1勝2分で優勝した。
 本格的なシーズンの幕開けとともに千歳ゲートボール協会が毎年この時期に開く大会で、千歳民報社が後援した。
 4チームずつ2ブロックに分かれ、総当りのリーグ戦を行った。競技時間は一試合25分間。豊里は第1試合、中心街を29―7で下し、続く向陽台、はまなすAとの対戦では白熱した競り合いの末引き分け、中心街との混成チームで優勝した昨年に続く連覇達成となった。
 佐藤安子主将は「チームワークの勝利。反省もあるけれど、元気に明るく、仲良く健康で今年も頑張りたい」と笑顔で語った。
 成績は次の通り。(1)豊里(2)信濃(3)はまなすA
 

夢菜とりたて木曜野菜市

 千歳市錦町の開拓農協横駐車場で、22日から千産千消の店・夢菜とりたて野菜市が始まった。開店前から主婦らが行列を作りにぎわった。
 市内駒里、長都、中央など10カ所の農家が共同で開き、地元で取れたばかりの新鮮な農産物を直接、消費者に届ける直売店。毎週木曜日に店開きする。
 今年最初の野菜市とあってテントの前には開店前から買い物袋を下げた主婦らの行列がずらり。ワゴンに並んだアスパラ、ホウレンソウ、山菜などがあっという間に売り切れていった。
 この時期はタケノコ、フキ、セリ、ウドなど朝取りの山菜類が人気。春先の気温が暖かかったためか大きく育ったものが多く、味も良いという。野菜のほかに卵や肥料、花苗なども販売している。秋まで毎週木曜日午後2時から4時ごろまで。
 

中国大震災で街頭募金

 千歳市赤十字奉仕団(長岡ミツ委員長)は22日、市内4大型店の出入り口で中国・四川大地震救援金の街頭募金活動を行った。呼び掛けに、市民が次々募金し、高い関心を示していた。
 街頭募金はポスフール千歳店、ラッキー千歳錦町店、イトーヨーカドー千歳店、ビッグハウス千歳店の4カ所で行われ、奉仕団員28人が市民に呼び掛けた。
 共同募金などと違って「お札で募金する人が目立った」と言い、連日の報道のせいか、市民の反応は上々で、親子連れや主婦らが次々に善意を募金箱に入れていった。街頭募金は午後3時半から1時間半にわたって行われ、12万1121円の善意が集まった。
 

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