北九州市はきょう午後、若松区と八幡西区を対象に、光化学スモッグ注意報を出しました。

直ちに健康被害を引き起こすことはないものの、屋外での激しい運動などは控えるよう呼びかけています。

北九州市環境局が若松区内に設置している観測地点で、きょう午後1時に、光化学スモッグの原因になる大気汚染物質の濃度が、注意報の基準となる値を上回りました。

このため北九州市は午後1時半に若松区を対象に、また、午後3時過ぎには八幡西区にも光化学スモッグ注意報を出しました。

直ちに健康被害を引き起こすものではありませんが、屋外での激しい運動はできるだけ控えるよう求めていて、若松区内の小学校では、運動会の練習を室内に変更するなどの影響が出ています。

また、北九州市は対象地域の住民に対し、目やのどに刺激を感じたらすぐに洗ったりうがいをしたりするよう呼びかけています。

北九州市は去年も、4回にわたって光化学スモッグ注意報を出していて、今年は今回が初めてです。