自民党の中川秀直元幹事長は23日、第14回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)でユスフ・アンワル駐日インドネシア大使と対談した。中川氏は日本の税制について「世界で最も高い法人税の税制など、ある意味では鎖国的税制ともいえる。合意をつくって変革していかなければいけない」と述べ、法人税引き下げの必要性を訴えた。
アジアとの経済交流の強化を図る「アジア・ゲートウエイ」構想では「国土交通省は羽田からの直行便を東アジアに限定している」と指摘。「羽田から6000キロ圏ぐらいまで、東南アジア諸国連合(ASEAN)全体をカバーして、インドのデリーまで直行便が飛ぶように実現しないといけない」と語り、直行便の範囲を広げるよう提言した。(23:02)