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【独女通信】独女には理解不能!? 格付けしあうママたち

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【独女通信】独女には理解不能!? 格付けしあうママたち
 帰省中に、専業主婦の友人と再会を果たした望さん(36歳)は、「ママ友達の付き合いに疲れた」という彼女のエピソードを聞いてカルチャーショックを受けた。

 友人は20代後半で結婚、2年後にかわいらしい女の子を産んで、現在は購入したばかりの新築マイホームに住む。ところが彼女が住んでいるのは、その地域では名の通った高級住宅街。話を聞けば、そこでのママたちは競い合うように子供たちにブランド服を着せていて、有名私立幼稚園に通わせるのが当然という昼ドラマのような世界が広がっているのだそうだ。望さんの友人ももそれにならい、子供服はすべてブランド物。ただし、同じ服を着ていると他のママからのチェックが入るため、着回しのきかないワンピースは購入しない。夜な夜なネットオークションで新品同様のブランド服を探し求めるのが日課だと教えてくれた。

「彼女以外の既婚者は普通に楽しく暮らしているようなので、稀な例でしょうが、結婚してからの女同士の争いってあるんですね。だけど独女同士だと、年収の高い彼と付き合っているからエライとか、持ち物で優劣をつけられるようなことって、まずありません。周囲に振り回される一部の既婚女性たちの思考回路が理解できないですね」

 私たちが女同士で格付けし合ったのは、高校時代くらいまでではなかろうか。派手でイケてるグループがトップにいて、地味女子グループが下位という構図。オフィスでは、多少個人間でのいさかいはあるものの明確なヒエラルキーは存在しないし、女性は出世競争に巻き込まれにくい構造もあり、学歴やキャリアも女同士ではさほど意識されていない。世渡りの術を知っている独女の人間関係は意外とゆるーいのである。

 さて、都内の賃貸マンションから、千葉の新興住宅地に引っ越してきた主婦の良子さん(33歳)も「都内よりも郊外のほうが、ママたちの間で強く『階級』を意識しているように感じる」と話す。「東京では賃貸住宅が一般的。貸家だと互いの世帯年収ははっきりわからないので平和にお付き合いできるのですが、郊外で不動産を持つと、その家庭の財産がある程度予測できてしまうんです。6000万円台クラスの住宅に住んでいる人のなかには勘違いしてお高くとまってしまうママもいるから、正直面倒くさい。まぁセレブ気取りのママたちは、庶民派が主流のこの地域では確実に浮いちゃいますけどね」

 こうしてみると周囲を値踏みしたがるのは、ちょいセレブな既婚女性たちが多い。それというのも、結婚が女にとって「逆転のチャンス」だからではないか。独身時代、たとえ仕事ができなくても、貯金がなくても、地味女子グループに所属していても、高収入の男性を掴まえればとりあえずはセレブ(もしくはプチセレブ)の仲間入りできてしまうのが女の人生。夫の給与明細にアイデンティティを見出してしまう人ほど周囲との格差を強調したがるだろうし、その逆もまたしかりなのである。

 そして見栄っ張りな一部の既婚女性たちの争いを、「どうでもよい」としつつも私たちが気になってしまうのはなぜか。やはり人は、他人のシンデレラストーリーには冷ややかだからだと思うのだ。王子様と結婚してからも、かわらずにネズミたちと歌を歌い続けるシンデレラか、それともネズミを駆除してしまうシンデレラか。駆除したとして、ロイヤルに染まろうとするシンデレラは本当に幸福なのか。女は女の人生を冷静に見定めている。(中沢夕美恵)



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