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ページ更新時間:2008年05月22日(木) 22時44分

死者・不明者8万人超、四川省大地震

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 中国・四川省を襲った大地震は発生から10日が過ぎ、死者・行方不明者が8万人を超えました。救出から復興に向けての動きが活性化する中、22日から聖火リレーも再開されました。
 「哀悼の日」の3日間中断されていた聖火リレーは22日朝、上海に隣接する浙江省の寧波で再開されました。

 リレーは1分間の黙祷から始まり、ランナーは地震からの復興を願うように、にこやかな笑顔で走り、沿道にも大勢の市民が集まり声援を送りました。

 「きょう私たちがリレーしている聖火は、愛と希望でもあります」(聖火ランナー)

 来月半ばには四川省を走る予定だった聖火リレーですが、今回の地震を受けてオリンピック開幕直前の8月3日から5日に延期することが決まりました。開幕直前に行うことで震災からの「復興」シンボルにするとみられます。

 しかし、復興は簡単ではありません。家屋の8割が倒壊した北川県では、あまりの被害の大きさに再建をあきらめ、町の中心街を20キロ離れた隣の安県に移すことが決まり、場合によっては合併もありうるとしています。

 四川省全体で倒壊した家屋は150万戸を超えています。四川省は、仮設住宅の建設などを急ぎ、1か月以内に被災者の98%に住居を提供することを決めました。

 こうした中、懸念されていた2次災害の危機は当面、退きました。土砂崩れなどによってできた33ヶ所の「震災ダム」について、四川省当局は調査の結果、「当面、決壊などの危険はない」と発表しました。(22日17:47)

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