小泉元首相は22日、東京都内の自民党若手衆院議員の会合で講演し、次の衆院選では「前回(05年郵政総選挙)のようないい風は吹かない。逆風の中で戦わなければならない」という見方を示した。
小泉氏は次の衆院選までは「民主党は選挙で勝てると思ってなかなか妥協しない。何でも反対してくる。対案を出せと言っても出さない」と分析。しかし、選挙後は「民主党が第1党になって政権を担当しても必ず自民党に協力を求めてくる。自民党が公明党と過半数を制した場合も民主党に協力を求める」と述べ、大連立や政界再編は避けられないという見通しを示した。