県労連や県民医連などでつくる県社会保障推進協議会(鳥飼香代子会長)は21日、後期高齢者医療制度について75歳以上の高齢者を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。制度の内容を詳しく知らない人が約4割いた。
保険料が初めて年金から天引きされた4月15日以降、同協議会がかかわる病院など医療関連機関の患者や家族などの中から124人に聞き取り調査した。
「制度の内容をよく知らない」と答えた人は38%。国民健康保険と比べて保険料が「高くなった」という人は36%いた。天引きについては「やめて欲しい」が65%で「良い」は8%だった。
制度が始まって困ったことでは「食費など生活費を切り詰めている」や「保険証の字が小さい」が目立った。
毎日新聞 2008年5月22日 地方版