滋賀医大付属病院(大津市瀬田月輪町、柏木厚典病院長)が21日、病院給食に、琵琶湖の外来魚ブラックバスのメニューを取り入れた。
生態系に害を及ぼすブラックバスの駆除に貢献すると共に、脂質が少なく、消化吸収に効果のあるタウリンが多く含まれているため、病院食の選択メニューに採用した。
この日の昼食は、ブラックバスのムニエルを含めて3種類から選択でき、患者約200人のがブラックバスを食べた。このうち、同市内の男性患者(63)は「さっぱりしていて、おいしい」と話し、すぐに平らげた。
同病院栄養治療部の岩川裕美副部長は「ヘルシーで、食欲の少ない患者さんに、お薦めです」などと話した。
今後、ブラックバスの「チリソース」や「ねぎみそ焼き」も出す予定。【後藤由耶】
毎日新聞 2008年5月22日 地方版