サムスン電子、世界テレビ市場でシェア20%突破
【ソウル21日聯合】テレビ事業に参入して36年を迎えたサムスン電子が、第1四半期の世界市場で業界初のシェア20%(売上高ベース)を達成した。市場調査機関のディスプレーサーチが21日に明らかにした。
サムスン電子は、テレビ全体、液晶テレビ、プラズマテレビ、フラットテレビの4項目すべてで20%以上のシェアを記録した。
液晶、プラズマ、プロジェクション、ブラウン管を含むテレビ全体の市場では売上高ベースでシェア20.8%を記録。数量ベースでもシェアは15.7%だった。売上高は9四半期連続、販売台数では7四半期連続でシェアトップの座を守っている。
液晶テレビ市場では、売上高でシェア22.2%を記録し初の20%台突破となった。販売台数のシェアは19.6%と、2位のソニー(13.3%)との差を前四半期の3.4ポイントから6.3ポイントまで広げ独走態勢を見せている。販売台数は413万6000台で昨年第1四半期(235万7000台)に比べ70%以上拡大し、シェアトップの座も7四半期連続で維持した。液晶テレビの好調で、液晶とプラズマテレビを含むフラットテレビ市場では売上高ベース22.3%、数量ベース19.8%のシェアを占め、やはりトップの座を守った。
プラズマテレビ市場では、売上高シェアでパナソニックが33.7%を記録、サムスン電子は22.7%で2位だった。
一方、価格などメーカー間の激しい競争で「テレビの戦場」といわれる北米液晶テレビ市場では、サムスン電子が数量ベースで13.4%のシェアを記録し、1年ぶりに首位を奪還した。プラズマテレビ市場では19.8%でパナソニックに次ぐ2位。