前総長「冗談のつもりだった」
前総長「冗談のつもりだった」 05/22 19:17

全国有数の学園グループのトップによるわいせつ事件の裁判です。

学園内での強制わいせつの罪に問われている、福岡市の都築総合学園・前総長の初公判が開かれ、検察側は前総長が地位を利用して、日常的にわいせつ行為を行っていたと指摘し、懲役4年を求刑しました。

大学や専門学校など、全国で45校を運営する巨大学園グループ都築総合学園のトップとして、学園内で絶大な権力を誇った都築泰寿被告。

その、地位を利用した卑劣なわいせつ行為を法廷で、なんと「冗談のつもりだった」と述べました。

都築被告は、学園内のエレベーターやバスのなかで、女性職員の体を無理やり触ったなどとして、3件の強制わいせつの罪に問われています。

きょうの初公判で、都築被告は起訴事実を全面的に認め、謝罪の言葉を口にしました。

しかしその一方被告人質問では、事件を軽く見ている都築被告の本音が明らかになります。

一方の検察側は、学園トップの地位を利用した悪質な犯行が学園内で日常茶飯事のように繰り返し行われていたと指摘しました。

さらに検察側は、「総長の地位・権力を背景に王国に君臨するがごとく卑劣。

事件は氷山の一角でしかない」と述べ懲役4年を求刑しました。