中国・四川省を襲った大地震の被災者を支援しようと、福岡市に4店舗を展開する中国料理店が、きょう1日の売り上げを全額、義援金として寄付することにしています。

福岡市早良区に本店を置く四川料理店の中国大明火鍋城は、市内にある4店舗のきょう一日の売り上げを、全額、四川省の被災地に贈ることを決めました。

13年前、まだ福岡には少なかった本格的な四川料理店として開業したこの店は、調理人のほとんどが四川省出身です。

四川省を襲った大地震からきょうで10日。

被災地では死者と行方不明者の数が7万4000人を超えたほか、崩れた土砂でせき止められてできた震災ダムの決壊や、感染症の流行など二次災害の恐れもあります。

店では張り紙をしたり、募金箱を置いたりして、訪れるサラリーマンや家族連れなどに、被災地への支援を呼びかけています。

きょうの売上金は、中国総領事館を通じて被災地に贈る予定で、4店舗で100万円の寄付を目標にしているということです。