福岡放送局

2008年5月22日 18時33分更新

サミット前にテロ対策訓練

7月に行われる北海道洞爺湖サミットを前に22日、福岡市の博多港でテロリストが入国しようとしているという想定で訓練が行われました。

博多港国際ターミナルで行われた訓練には、海上保安部や税関、それに警察などの関係機関からおよそ100人が参加しました。
訓練は、博多港に到着するフェリーにテロリストが乗っているとの情報が寄せられたという想定で始まりました。
パスポートが偽造だと見ぬかれて逃走しようとした男を海上保安部の職員が取り押さえたり、逃走した別の男が有害な液体をまきその影響で倒れた女性2人を消防が搬送するとともに警察が液体を処理したりしました。
このほか、X線装置でかばんの中に隠された爆発物を見つける訓練なども行われました。
海上保安部や警察などでは、こうした訓練を重ねて関係機関の連携を強め、万一の事態にも適切に対応できるようにしたいとしています。