決壊の恐れが懸念されている「震災ダム」ですが、四川省政府は21日、「当面、決壊などの危険はない」と発表しました。
被災地には、土砂崩れなどによって出来た「震災ダム」が33ヶ所ありますが、四川省の当局者は、最も規模の大きい北川県のダムに、人民解放軍のパラシュート部隊からなる「決死隊」を派遣したと明らかにしました。
水位などの状況を調べた結果、当面は決壊などの危険はないと判断し、残る32ヶ所についても危険はないとしています。ただ、住民の不安を考慮して、避難命令は引き続き出されているほか、24時間態勢の監視も続けられています。(22日10:31)