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人気朝ドラ『ちりとてちん』のスピンオフドラマが実現! - 4兄弟の再集結

2008/05/22

浅原奈美

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今年3月まで放送され、熱狂的なファンを数多く生んだNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』のスピンオフドラマ・ちりとてちん外伝『まいご3兄弟』が21日、NHK大阪放送局でクランクイン。出演者の"徒然亭4兄弟"こと桂吉弥、茂山宗彦、加藤虎之介、青木崇高が記者会見に臨み、ドラマの裏話や見どころなどを語った。

人気朝ドラ『ちりとてちん』のアナザーストーリーを演じる徒然亭4兄弟。
左から、青木崇高、加藤虎之介、茂山宗彦、桂吉弥

『ちりとてちん』の続編を望むファンからの熱い要望に応えて実現したというこのスピンオフドラマは、ヒロインの貫地谷しほりが演じた女性落語家・喜代美をとりまく個性的なキャラクターの中でも、特に人気の高かった徒然亭一門の兄弟子たち、草原(吉弥)、小草若(茂山)、四草(加藤)を主役に、3人が福井県小浜市から大阪へ車で帰る途中の珍道中が描かれる。彼らの兄弟弟子・草々(青木)が、この道中記を創作落語にして高座で披露するという形でストーリーが展開していく。

「本編も自分が主役やと思ってました(笑)」と吉弥

茂山は「僕なりに作り上げた小草若をまた楽しんで」と

四草という役名から"ヨン様"と呼ばれている加藤

ドラマ出演以来、落語会の観客が増えたという吉弥は「『ちりとてちん』のおかげで、非常に儲かっている落語家の桂吉弥です!」とシャレの利いた挨拶を。また、今回のスピンオフドラマについて「珍道中の中に、ちゃんと古典落語の旅ネタが織り込まれているのが見事。落語好きの方には『おっ?』と思ってもらえるし、落語を知らない方にも楽しんでもらえる」と落語家らしい視点で見どころを説明していた。茂山は「久しぶりに4人で台本の読み合わせをしたんですが、長かった収録で培われた空気感というのはさすが。演出家からの、『もうちょっとこうしてくれ』という注文もなく、好き勝手にやらせてもらってます」と4人の結束をアピール。世渡り上手なお調子者キャラの小草若を好演した茂山だが「スピンオフでも小草若は相変わらずのキャラクター(笑)。僕なりに作り上げた小草若を、またみなさんに楽しんでいただけたら。あと、役をやったおかげで、NHK大阪さんでレギュラー番組のお仕事をいただきました。僕も"リアル小草若"になりつつあります(笑)」と、こちらも意外な"ちりとてちん効果"を明かしてた。一方、加藤は「こうして『ちりとてちん』の世界に帰ってこられたことに感謝しています。収録から時間が経っても、気持ちは相変わらずなので、作品を楽しみにしてください」と笑顔を見せ、久々の"兄弟そろい踏み"を喜んでいた。

主役の3人に青木は「応援してます!」とエールを

そんな3人がメインの『まいご3兄弟』で、ストーリーテラー的な役を務める青木は「3人の話だと聞いていたんですけど、『是非出たい! 出してくれ!』と言ってたら、その声が届いて出していただけることになりまして(笑)。非常にありがたいです」と本人の熱烈なアピールで出演が叶ったことを明かし、「久しぶりの高座のシーンで正座をするので、足がしびれるんじゃないかというのが心配だったんですけど、体は覚えているもんで、しびれることもなく(笑)。現場では、懐かしいスタッフにも会えてうれしかったです」と収録の感想を語っていた。

また会見では、本編のヒロイン・貫地谷の話題も。青木は「クランクアップ以来、会う機会がないですしメールもないですけど(笑)、『まいご3兄弟』を見て、また『ちりとてちん』に戻ってきてもらえるといいですね」とラブコールを。吉弥は「(スピンオフドラマをやると聞いて)今ごろ、『兄さんたちだけズルイっ!』とか言うてる感じ(カンジ)ちゃいます? 貫地(カンジ)谷だけに(笑)」とオチをつけて一同を笑わせていた。

なお、ちりとてちん外伝『まいご3兄弟』は、NHK総合テレビ・近畿ブロックの"かんさい特集"枠で7月25日(金)20:00〜20:43放送(関西地区のみ)。8月には、NHK総合、衛星第2テレビで全国放送される。

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