2008年05月10日 更新
勢い止まらん!メジャー自己新達成!松井秀が17戦連続安打
六回の打席では一直に倒れた松井秀だが、打撃は好調を維持している(撮影・小倉元司)
【ニューヨーク8日(日本時間9日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(33)がインディアンス戦に「4番・DH」で先発出場し4打数2安打。大リーグ自己新記録の17試合連続安打をマークし打率を.345に上げたが、ツインズのジョー・マウアー捕手(25)に抜かれア・リーグ首位打者の座から1日で陥落した。9日(同10日)のタイガース戦(デトロイト)で、巨人時代にマークした自己最長の18戦連続安打に挑む。
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「パチン」。前日7日(日本時間8日)の16試合連続安打はポテンヒットで「ポトリ」だったが大リーグ自己新記録の音はこれだ。二回無死、イ軍先発のポール・バード投手(37)の外角カーブをいともたやすく左前へ運んで、17試合連続安打を達成した。
「状態はいつもと一緒で落ち着いています。内容も良かったと思いますよ」
四回には中前打を放ち4打数2安打。打率を.339から.345に引き上げた。ア・リーグ打率トップの座は安泰か、と思いきや、同3位だったツ軍のマウアーがホワイトソックス戦(シカゴ)で3打数2安打して打率は.346。たった1日で明け渡してしまったが「シーズンも序盤ですし全く気にしていません」と受け流した。
それもそのはずデータが松井秀に味方する。9日(同10日)のタイガース戦(デトロイト)では巨人時代の1996年6月15日から7月10日にかけてマークした自己最長タイの「18」に挑む。
タ軍の初戦先発予定のケニー・ロジャーズ投手(43)には通算6打数3安打(1本塁打)で打率.500、10日(同11日)の2戦目に先発予定のジェレミー・ボンダーマン投手(25)にも22打数11安打(3本塁打)で打率は.500と相性は抜群なのだ。
「スランプに陥りそうな時は、自分でわかることも多い。今はまだ、そういう感覚はありません」
好調なバットとともにゴジラの表情は明るい。データを見る限り、自己新記録と打率トップ奪取は難しくないはずだ。
■GODZILLA in USA
寒さで震えた。8日(日本時間9日)のイ軍とのデーゲーム終了後、ダブルのスーツに着替えてチャーター機で向かった先はデトロイト。気温20度を超えて暖かかったニューヨークとは一変し、飛行機を降りると体感気温約4度の冷たい世界が広がっていた。 「寒いから服装に注意するように、とありましたが本当に冷え込んでいる。体調を崩さないように気をつけないといけませんね」と松井秀。デトロイト滞在は4日間。持参したコートは手放せそうにない。
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◆ヤ軍のジョー・ジラルディ監督(43)
「自然なスイングの結果。これこそマティ(松井秀)の打撃だ。広角に打っている。引っ張ることを意識していない」