オリックス不動産は私募ファンドを活用した投資運用ビジネスに参入する。オフィスや商業、物流施設の各分野ごとにファンドを設立、3年後をメドに運用総額3000億円を目指す。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の影響で、外資系ファンドの不動産投資が一服し始めたことで、逆に不動産取得の環境が整ってきたと判断した。
第1弾として年内にオフィスを運用対象とした私募ファンドを設立する。昨年9月に設立した投資顧問会社を通じて8棟前後のオフィスを取得、運用規模500億―600億円程度で立ち上げ、2―3年以内に1000億円にまで拡大する計画。(07:00)