【北京22日共同】中国の国営通信、新華社は21日、四川大地震の被災地で救助活動を行った日本の国際緊急援助隊の救助チームに同行した記者のリポート記事を配信、隊員らの活動ぶりを絶賛して「彼らの姿が今も目に浮かぶ」と伝えた。
同隊が四川省の青川県に到着直後から活動を開始、徹夜の捜索で母子の遺体を収容したと紹介し、隊員が黙とうをささげた際には「(記者も)涙を抑えられなかった」と伝えた。
北川県の中学校では、大雨で2次災害の危険があったにもかかわらず、捜索を行ったと強調。地震から1週間の「全国哀悼日」に沈痛な表情を浮かべた隊員たちの姿に「感動した」と評した。
また各地の住民らが援助隊に「熱烈な感謝」を表明したとし、「救助活動を通じて中国国民との距離が近くなった」との隊員の発言も紹介した。