姫路・西播磨
研修医16人がへき地医療学ぶ 宍粟・千種診療所
乳幼児にポリオ予防接種を行う研修医=宍粟市千種町室、千種保健福祉センター |
宍粟市千種町の国民健康保険千種診療所で、神戸市立医療センター中央市民病院の研修医十六人の実習が始まった。十二月まで、一人ずつ一週間滞在し、内科、外科、小児科などの総合診療、訪問診療など地域に密着した医療や保健を学ぶ。過疎化が進む地元では、将来の医師確保につながればと期待している。(若林幹夫)
二〇〇四年から始まった医師の臨床研修制度は、二年間の研修中、一カ月以上の地域医療・保健を必修としている。都市部の病院が、全研修医に山間部の診療所での研修を義務づけたのは、県内でも珍しい取り組み。
今回の研修は、市民病院の元副院長だった立道(たてみち)清・同診療所所長(72)が「若い研修医たちに、へき地での総合診療を体感してもらいたい」と考え、働き掛けた。
参加するのは二年目の研修医たちで、一週間で、胃カメラ・エコーの扱い方を学ぶほか、外来、高齢者宅への往診、通所リハビリ、地元幼稚園の予防接種などを行う。
最初の実習となった朴淳源さん(25)は「近くに大規模な病院がなく、できることが制限される中で、個々のケースに合わせた診療をしないといけない。へき地医療について考えるきっかけになる」と話している。
(5/22 10:50)
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