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【群馬】

婦人科外来 来月再開へ 県立がんセンター 週1回、8カ月ぶり

2008年5月22日

 医師不足で昨年十月から婦人科を休診していた県立がんセンター(太田市高林西町)は、六月三日から同科の外来を再開する。当面は毎週火曜日の週一日だけで、午前九時−午後五時に診察と放射線による治療を行う。診察には予約が必要になる。

 県病院局によると、埼玉県内の大学病院に勤務している四十代の男性医師を、非常勤として確保することができた。

 同センターの婦人科は群馬大医学部から医師三人が派遣されていたが、医師不足などを理由に群大側から「引き揚げたい」などと申し出があり、昨年九月末までに全員が退職。後任の医師が見つからず、翌十月から休診を余儀なくされていた。その後、県が県内をはじめ、近県の病院や医師らと交渉していた。

 県病院局は「県民に迷惑をかけたが、外来のみだが再開できることになった。以前のように全面的に再開できるよう、今後も医師を探していきたい」としている。 (禰宜田功)

 

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