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【コラム】 称賛の「拍手」っていつからある習慣なの?

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お偉いさんが登場したといっては、パチパチ。営業成績が良かった人がいた、といってはパチパチ。飲み会で乾杯したあとにも、なぜかパチパチ…。ふと我に返ってみると、ヘンといえばヘンな習慣ですよねぇ「拍手」って。今年入社したばかりのフレッシュマン諸氏などはきっと、「学生時代には、こんなに拍手する機会ってなかったよなぁ…」なんて思ったりするのかも? しかしなぜ手と手を打ち鳴らし音を出す行為が、相手への称賛や歓迎を示す仕草となるのか? そういや、神社にお参りするときにもパンパンとカシワデ(拍手)をするけど、じゃあそれが現在の拍手のルーツなのか!? と、調べてみたところ…。

実は、この拍手という習慣。どうやら日本古来からのカシワデとは別物。日本で行われるようになったのは、西洋文化が伝播した明治時代以降のことらしいのだ。

人間行動学の権威であるデズモンド・モリスや、国立民族学博物館の野村雅一氏など、人間の仕草に関する研究者たちの文献によれば、現在の拍手の源流は古代ギリシアにある、とのこと。当時、手は人間の体の中でもっとも尊い部位とされており、手を打ち鳴らして音を出すことが、良い気持ちを伝える行為につながる、と考えられていたようだ。なお、拍手がなかった時代の日本では、むしろ余計な音を出すことは無作法とされており、お芝居が良かったときでも、シーンと静まり返っている方が当たり前だったとか。また、カシワデは日本独特の習慣で、自分がお参りしにきたことを神様に伝える、または音によって穢れを払う、といった意図から生まれたものでは? と考えられているらしい。

ちなみに。ビジネスシーンをはじめ、これほど拍手を多用するのは、近代以降に拍手の文化が入った日本や中国といった国々だけ、という説もあるようで。そういや「なるべく強く、細かく!」なんて、いかにもニッポン人的な感覚だもんねぇ。この雑学、役立った人はハイ拍手!
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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