熊本・合志市で21日夜、男性が農薬を飲んで自殺を図った。男性は熊本市の病院に搬送されたが、おう吐し、塩素系のガスが発生した。手当てにあたった医師ら40人以上が体調不良を訴え、うち2人が重症となっている。
21日夜、合志市の34歳の男性が自宅で農薬を飲んで自殺を図り、熊本赤十字病院に運ばれた。男性は21日午後11時ごろ、救急外来治療室に運ばれたが、おう吐し、塩素系のガスが発生した。治療にあたっていた女性医師と自殺を図った男性の母親が、このガスを吸って呼吸困難などの重症で別の病院に運ばれたが、命に別条はないという。また、救急外来治療室にいた医師や看護師、患者39人が体調不良を訴えて処置を受けている。
自殺を図った男性は、約30分後に死亡が確認された。
(05/22 04:34)