パトロールは建築指導課の職員らが2班に分かれ、市内の建築現場およそ40カ所で行われました。このうち倉敷中央病院では病棟の建て替えに係る増築工事が行われており、訪れた職員らが工事に伴って生じた建築資材の廃棄物が適正に分別されているか、産業廃棄物の処理が適正に行われているかなどをチェックしてまわりました。また、移転オープンに伴い閉店した旧天満屋倉敷店の解体現場も訪れ、分別解体がきちんと実施されているか解体工事が適正な業者によって行われているかなどを見てまわりました。建設リサイクル法はコンクリートや木材の再資源化を促進しようと平成14年5月に施行されたもので、建築物の床面積などに応じて届出が必要となり、分別解体と再資源化が義務付けられています。倉敷市でも一斉パトロールに伴い、年に2回パトロールを実施しており、届出やリサイクルの義務はかなり浸透しているということです。
総社市へ「県立博物館を誘致する会」の総会が開かれ、本年度の事業計画などについて協議したほか県立大学生が考案した誘致のためのPRグッズを商品化することを決めました。
県立博物館を誘致する会は、岡山経済同友会からの提言により平成12年3月に設立されて以来、吉備路に誘致しようと岡山県への要望をはじめ、県内外でPR活動を続けています。総会では、まず清水男会長が、「今年も、吉備王国の中心地・総社市のサンロード吉備路の隣へ博物館が誘致されるよう粘り強く、運動を進めていきましょう」と挨拶しました。このあと、本年度の事業計画、予算などについて審議し、今年度も実現を目指して、吉備路再発見講演会の開催やPR活動などを積極的に行っていくことを決めました。さらに、今年は、県立大学デザイン学部の学生が考案した誘致PRグッズを商品化することになり審査の結果11点の中からカルタ、トイレット・ペーパー、ポストカード、マグカップの4点を選び、商品化して、PR活動に活用することにしました。
この清掃活動は家庭クラブの呼びかけで毎年実施しているもので、家庭クラブ員を中心に380人の生徒が参加しました。家庭クラブは、家庭科を学んでいる生徒が会員になり、家庭科の学習を生かしてボランティア活動などを行い、奉仕的態度を身につけることを目的としており、全国の高校で学校ごとに展開されています。参加した生徒は校内や学校周辺の普段、利用している通学路や駅などでタバコの吸殻や空き缶を拾ったり、雑草を抜いたり、落ち葉を集めたりしました。倉敷中央高校ではこうしたボランティア活動などが評価され、昨年度、岡山県の教育向上に貢献した個人や団体を顕彰する「福武哲彦教育賞」を受賞しており、学校をあげて清掃活動や施設の慰問活動に積極的に取り組んでいます。
岡山県内の全ての県立高校には平成18年度からAED(自動体外式除細動器)が設置されており総社高校にも2台設置されています。講習会は年に1度定期的に行われていますが今回はPTAからも受講したいという声があがり教職員と一緒に41人が受講しました。講習会では倒れている人を発見した場合に意識の確認をすること、助けを呼ぶことなどの手順を学びました。また、呼吸が停止している場合に備えて気道確保、胸骨圧迫、人工呼吸をダミー人形を使って体験しました。このあと受講者らはAEDの使い方を教わりました。講師を務めた総社市消防署の西川貴さんは「野球やサッカーのボールが胸に当たった時に心臓が停止する場合もある」として救急車が到着するまでの6分間にできる応急処置の方法を身につけて欲しいと呼びかけました。総社高校では7月に運動部に所属する生徒や体育委員、保健委員の生徒を対象にしたAED講習会を開くことにしています。
大原美術館のモネの睡蓮は2000年にフランス・ジヴェルニーのモネのアトリエから株分けされました。毎年、この時期に花を咲かせ来館者の目を楽しませています。色はピンクと薄い黄色の2種類で、20日に2輪、21日に11輪が咲きました。睡蓮の周りでは写真愛好家がカメラを構え、鮮やかな花を撮影していました。睡蓮は7月の終わりから8月にかけて最も多く咲き、10月ごろまで楽しめるということです。
8回目となる今回の大会には29チームおよそ90人が参加しました。去年優勝した幸町和幸会の山本福子さんが「健康増進と参加者の親睦のため正々堂々と戦うことを誓います」と宣誓し、片岡聡一市長などの始球式で試合が始まりました。1チーム3人で予選リーグが行われ勝ち上がったチームで優勝を争いました。会場には8つのコートが設けられ、ビュットと呼ばれる目印めがけて重さ700gほどの鉄のボールを1人、2球ずつ投げあいました。相手チームのボールよりもビュットに近い自分のチームのボールがいくつあるかで点数が決まります。単純そうでいて、相手のボールに当ててはじき飛ばしたり、目標となるビュットが動いたりと作戦も必要になります。晴れ渡った青空の下、初参加のチームからベテランチームまで、ペタンク歴は様々でしたが、声を掛け合いながら和気あいあいと試合を楽しんでいました。