５６歳の元コーチが女子中生に性的暴行か

　フィギュアスケートの指導を受けていた名古屋市に住む元コーチから性的暴行をされそうになったとして、女子中学生（１３）と家族が元コーチを刑事告訴した。警察は、元コーチについて、強姦致傷などの疑いでの立件を視野に捜査している。

　刑事告訴されたのは、日本フィギュアスケーティングインストラクター協会の理事で、名古屋市中区にあるスケート場などでフィギュアスケートを教えていた元コーチの男性（５６）。警察や女子中学生側によると、この元コーチは先月、名古屋市瑞穂区の自宅に女子中学生と家族を泊めた際、女子中学生に馬乗りになり、「学校でみんなに言うぞ」などと脅した上、体を触り、性的暴行をしようとした。女子中学生は事件後、ＰＴＳＤ（＝心的外傷後ストレス障害）と診断された。

　女子中学生側は「元コーチが事件直後、『妻と間違えた』と話した」と主張しているが、現在、元コーチ側は行為を否定しているという。警察は、強姦致傷などの疑いでの立件を視野に捜査している。