四川大地震、「土砂ダム」33カ所 二次災害の恐れ2008年05月22日01時26分 【北京=西村大輔】中国の四川大地震で21日、土砂崩れが川をせき止めた「土砂ダム」が四川省に33カ所でき、18日までに確認された21カ所から大幅に増えていることが同省政府の調べでわかった。省内の9市・県にあり、中でも北川県や青川県にあるものが危険で、決壊による二次災害が心配されている。 また、ダムも1803カ所が損傷、うち379カ所が「高度に危険」とされる。このほか、国土資源省によると、ぶん川(ぶん・せん=「ぶん」はサンズイに文)県と北川県だけで200カ所の土砂崩れや地滑りを確認。43カ所で幹線道路をふさいでいる。 確認された死者数は4万1353人、行方不明者は約3万3千人に達した。四川省政府は、震災孤児が4千人以上になったと明らかにした。温家宝(ウェン・チアパオ)首相は700億元(約1兆500億円)の震災復興基金創設を決めた。 中国政府の国有資産監督管理委員会は21日、中央政府が管理する国有企業の震災による損失は約300億元(約4500億円)と発表した。 PR情報この記事の関連情報国際
|
ここから広告です 広告終わり どらく
鮮明フル画面
一覧企画特集
特集
アサヒ・コム プレミアム朝日新聞社から |