2008-05-20 20:40:07
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いろいろ走り回っていたら１０時を過ぎてた。
ホテルの近くの路地で車が停まった。
いきなりパチパチとロックを外して屋根をオープンにしてくれた☆
「ほらどう？寒くないよね。」
「うん大丈夫」
ヒーターにおコタモードがあってオープンにした時に寒くないように出来るらしい。
普通の車にはついてない機能。
「来月の出張ほぼ決まりだから日にちが決まったら教える」
「うん、待ってる」
「また逢えるよ・・・」
想いを込めたＣＤと仕事帰りに来るから少しつまんでもらおうと思ってたお土産を渡した。
本当は一緒に食べたかったけどそんな時間もなくて・・・
逢う前は何も持って帰れないって言ってたのに「持って帰るよ」て
「大丈夫なの？」
「社長にお土産でもらったて言うよ」
「今日は付き合ってくれてありがとう」
「本当は遅くまで一緒に居ようと思ってたのにごめん」
「いいよ しょうがないもん気にしないで」
「かよちゃんの部屋でゆっくりして襲おうと思ってたのに・・・」
「何言ってんだか！嘘つき」
「あはは」
時間はあっという間に過ぎて別れる時間が来た。
また車が走り出してホテルに着いた。
「今日はありがとう」
「また逢えるから」
「うん」
笑顔で車を降りた。
「楽しい旅を！！」
彼の車が見えなくなるまで見送った。
緊張しながらも彼の車を運転した。
変に緊張してカチカチ
もうわけ解らないし・・・
街中から山のほうに向かって走って
「もっとアクセル踏んで良いよ」
「ハンドル切ってみ」
て色々言われたけど真っ直ぐ走るのが精一杯
坂道を登って下ったところでギブアップ
ドライバー交代
来た道を彼の運転で戻った。
彼はいきなり真顔になって運転し始めた・・・
１６０キロ以上で走り抜けて行く
でも全然恐怖や不安はなかった。
途中「ホラこうするんだよ」ってハンドルをわざと右に左に切る
楽しかった
「こう言う走りが出来たらたいしたもんだ」
「そんなこと出来るわけないよ」
「あはは」
「そう言えば親友と当たり前だけど奥さん以外を助手席に乗せてこうやって走らせたのはかよちゃんが初めてだ」
「ん？そうなの。嬉しいな」
「どうそろそろ緊張解けたかい？」
「全然・・・」
「まだかい？あはは」
「そんなに笑わなくても良いのに・・・」
初対面でいきなり車で緊張が解けるはずもないのに・・・本当に意地悪！！
でも彼の隣に乗ってるとドキドキしたけど嬉しかった。
手を伸ばせば彼に触れることが出来る。
でも触れる勇気が無い・・・
ふと手を見たら結婚指輪があった。
当たり前なんだけどやっぱりあんまり見たくはないな
「指輪してるんだね」
「うん、してるよ～外すのは年に１～２回かな」
「そうなんだ」
多分何も思ってないんだろうなと思うけど現実を突きつけられて凹んだ。