医師が自宅で実弾４４３発製造

　三重県警組織犯罪対策課などは２１日、不法に拳銃の実弾を作ったとして、武器等製造法違反（鉄砲弾製造）の疑いで津市久居中町、医師安保健司容疑者（５８）＝銃刀法違反罪で起訴＝を追送検した。

　調べでは、阿保容疑者は１月下旬、４５口径の実弾５８発を国に無許可で製造した疑い。

　８年前にも都内などの銃砲店で弾頭、薬きょう、雷管などを購入して自宅で３８５発の実弾を製造しており、今回自宅からは計４４３発の手製実弾を押収した。８年前の３８５発についてはすでに時効が成立。今回の５８発はその時の残りの部品で作ったという。

　また所有していた銃のうち、ライフル銃１丁が米国製の実物と新たに判明。殺傷能力のある改造モデルガン２丁とともに銃刀法違反容疑で追送検する方針。