財政審建議、6月3日に提出へ

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の西室泰三会長は5月19日、財政構造改革部会終了後の記者会見で、来年度予算に関する建議を早ければ来月3日にも額賀福志郎財務相に提出する見通しであることを明らかにした。西室会長は「身の丈に合った範囲に歳出を抑制することが必要だ」と述べ、建議の総論部分に「骨太方針2006」で示された歳出・歳入一体改革を堅持する方向を盛り込む考えを強調した。

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来年度予算めぐる議論開始―財政審

 同部会はこの日、政府開発援助(ODA)や中小企業対策などの分野について意見交換し、来年度予算編成の方針をめぐる議論を一巡させた。これを受けて財政審では、建議の方向性を月内に固めた上で、来月3日にも額賀財務相に提出する方針だ。

 現在の日本経済について、西室会長は「原油価格の急騰や資源の価格の高騰などをバックグラウンドに、下振れしそうな状況にある」との認識を示した上で、歳出抑制の必要性を強調。「骨太方針2006」に沿って2011年度までにプライマリーバランスを黒字化し、社会保障制度などの持続可能性の確保を目指す考えを示した。


更新:2008/05/19 21:38     キャリアブレイン

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08/01/25配信

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医師の山田規畝子さんは、脳卒中に伴う高次脳機能障害により外科医としての道を絶たれました。しかし医師として[自分にしかできない仕事]も見えてきたようです。