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四川大地震発生後に不明のパンダ1頭戻る
【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、四川省林業局関係者は20日、四川大地震の発生後、四川省臥竜の自然保護区にあるパンダ保護研究センターから逃げ出した3頭のパンダのうち1頭を保護したことを明らかにした。残る2頭の行方は依然として分かっていない。
同通信によると、地震で2頭のパンダがパンダ舎の倒壊で負傷した。負傷の程度は明らかになっていない。また、当初、逃げ出したパンダは6頭だったという。同局関係者は「残る2頭はともに大人のパンダなので若いパンダよりも無事に逃げ延びている可能性は高い」としている。
震源地の同省アバ・チベット族チャン族自治州●(=さんずいに文)川(ぶんせん)県からわずか30キロと近い同センターでは、地震で職員が5人が死亡。32棟のパンダ舎のうち、14棟が倒壊、残る18棟も深刻な被害を受けた。パンダの餌不足が懸念されていたが、同日までに竹やリンゴなどの食糧が到着したもようだ。