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    新福田ドクトリン発表へ  首相が包括的アジア政策


     福田康夫首相は22日に都内で開かれる外交に関するシンポジウムで講演し「新福田ドクトリン」と位置付けられる包括的なアジア外交政策を発表する。政府関係者が21日夜、明らかにした。

     父の故福田赳夫元首相が1977年8月にマニラで表明した対東南アジア政策の基本原則「福田ドクトリン」を踏襲、発展させる内容。具体的には、福田ドクトリンが掲げた軍事大国にならないとの決意が不変であることを打ち出し、温暖化防止、貧困解消、平和維持など、地球規模の課題の解決に積極的に取り組む「平和協力国家」を目指す考えを表明する。

     福田ドクトリン以降、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国がアジアの成長センターとして、日本とともに発展したことを踏まえ、経済連携協定(EPA)交渉の加速にも意欲を示す。

     アジアの平和と安定を米国も含めた国際社会の利益と位置付け、強固な日米同盟とアジア各国との対話に基づく「共鳴外交」を推進していく考えを強調する見通しだ。


      【共同通信】

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