日本のNGOが本格支援 四川大地震、10日目【都江堰、漢旺(中国四川省)21日共同】中国・四川大地震の被災地で、阪神大震災でボランティア活動をした日本の非政府組織(NGO)が21日までに本格的な活動を開始。被災者の不安や不満を聞き取って回るなど、震災の経験を生かしながら支援・復興に尽力している。 一方、日本の国際緊急援助隊の医療チームは21日、四川省成都に入ったが、活動場所をめぐって中国側と調整が付かず足踏み状態となった。 中国政府によると、死者は21日までに4万1353人、行方不明は3万2666人。国務院常務会議は同日、700億元(約1兆500億円)の復興基金を設ける方針を決めた。 大地震は発生から10日目。四川省綿竹市漢旺では、阪神大震災を機にNGOなどが集まって発足させた「海外災害援助市民センター」(神戸市)の先遣隊4人が被災者のニーズを探るため聞き取り調査を実施していた。 パキスタンやインドネシア・ジャワ島の地震でも現地入りした吉椿雅道さん(40)が中心となり、農村部で聞き取りすると「雨期を控えてテントが必要だ」などの声が出た。 |
【共同通信】 |
|
ニフティクリップに登録
関連記事を取得中...