高齢者医療への反対表明に慎重姿勢―日看協会長

 日本看護協会の久常節子会長は5月21日の通常総会で、後期高齢者医療制度への反対の意思表示を求める代議員の声に対し、「何に対して反対するのか」と述べ、日看協としての反対表明に慎重な姿勢を示した。

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 久常会長は、「医療費が膨らみ、国民健康保険ではもうやっていけなくなり、後期高齢者医療制度ができた」と強調。現在進められている運用上の問題点などの改善に向けた動きを見守る考えを示した上で、「制度そのものへの反対声明を出すことには納得できない」と述べた。

 この日は、20日に行われた役員選挙の結果も発表され、副会長に坂本すが氏、専務理事に菊池令子氏(再選)、常任理事に階恵美子氏、永池京子氏(再選)、井伊久美子氏(再選)がそれぞれ就任した。


更新:2008/05/21 21:45     キャリアブレイン

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08/01/25配信

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